Baqoのブログ

海外在住です。気ままに思ったことを書いています。

タイで生活 生活費は本当に安いのか

先日 定年退職後にタイへの移住を考えている方から相談を受けました。

「タイの生活はどうなんだ?」と。

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流行りなのか 消費税増税を懸念してなのか

海外移住の話をよく聞きます。

 

私自身 海外移住は賛成です。

中国人の華僑ならぬ 和僑 が海外に増えれば それだけ日本人も安心して

海外旅行を楽しめる環境が作りやすいと思います。

 

 

しかし

実際のところ タイでの生活は安いのか の実態をお伝えします。

(海外移住を商売にされている方 怒らないでください)

 

 

タイで暮らしている私からすれば

・日本食中心の生活を考えている方

・日本よりも広い家を望む方

は かなり生活費が高くなります。

 

 

タイでもバンコクならば 日本料理屋や日本食材屋は簡単に見付かります。

しかし 当然ですが日本より品物は高いです。

 

また テレビで放送されているような 屋台料理 は確かに一食100~200円程度で

食べることが出来ますが、果たして あれを毎食継続できる熟年がいるでしょうか?

たぶん多くないと思います。

 

私のお客様(出張・観光問わず)でも年配の方は

1日目・2日目で「タイ料理はもういいや」となる方が多いです。

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年齢も若くて「食えりゃいい」という人なら 日本でも牛丼300円程度で

済むはずですから 実は大差無いと感じます。

(日本の牛丼の方が遥かに美味しい気がします)

 

 

また 住居面でも 広い家(部屋)や良い立地は それなりの価格ですし

水道光熱費の単価は安いですが、いつも暑いタイですから 

一年中エアコンを使う人も多いです。

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髪の毛を切りに行くにも 日本人に切ってもらうなら

1万円以上(パーマやカラーをする女性)は必要ですし

ときどき日本へ帰ろうと思ったら 飛行機代も 1回で10万円近くかかります。

 

 

細かい物価データは 他の方々が紹介していますので割愛しますが 

実際の生活をシッカリとイメージしないと

単なる物価比較では 生活費は計算できません。

 

 

こちらの生活費を計算する上でのキーワードは

・毎食タイ料理が食べられるか

・常に暑い

・タイからなるべく出ないで生活できるか

です。

 

 

否定的に聞こえるかも知れませんが 

私自身も 海外移住は大賛成派です。

 

 

しかしキチンと知って頂きたいのは

あくまでも

「普通の日本人が日本で生活するように タイでタイ人と同じような生活するなら

生活費は安い」

ということです。

 

具体的には

毎日タイ料理で ときどきはエアコンを我慢して 

週末は近所の散歩や 街中でウィンドーショッピングなら

生活費は安い、ということです。

 

毎日のように和食だったり 毎週末観光に行くような

観光旅行の延長のような生活ならば

ちょっと話が違ってきますので ご注意を。