タイ人のプライド

今日は仕事の打合せ中　インターネットを見て遊んでいました。

タイ人同士でタイ語が飛び交う中　退屈だったので。

（普段は真面目にやってますが　日曜日ですし仕事モードも薄くて）

特に意味もなく　隅田川花火大会の動画　を見ていたとき

タイの友人が画面を覗き込み　「すごい！！」と。

タイでも　1月1日になった瞬間に　いろんな場所で打ち上げ花火が上がるのを

見たことがありますが　日本の花火大会レベルのものは見たことがありません。

ところが　ここからが私（日本人）とタイ人の思考が違うところで

「日本の花火大会は　誰がお金（花火代）を出しているのか？」

との質問。

正直　私も考えたことが無かったので　

「よく知らないけど　たぶん　自治体がお金を出してくれていると思う」

と返答。

すると　

「日本人は羨ましい。タイの政府はそんなことにお金を使わない。

国民を楽しませるような豊かな生活のためには使ってくれないよ。

金持ち達は（投資など）自分のためにお金を使うだけだから

金持ちはどんどん金持ち　貧乏人はどんどん貧乏になるだけだ」

と。

タイ政府の詳しい方針までは知りませんが

たしかに　花火大会　や　都民（県民）の日　のような

社会貢献的なイベントは　あまり聞かないですね。

一部の企業が社会貢献をしているニュースは　TVでときどき見かけます。

「〇〇会社が　地方の農村に学校建設費用を寄贈」のようなニュース。

しかし　必ずといって言いほど　

建設した学校よりも　「はるかに立派（豪華）な仮設ステージ」の上で

「貢献側企業の偉い方と　地方の役人らしき人達の握手パフォーマンス」

の映像が流れます。

この手のニュースを見ると　いつも笑ってしまいます。

「そのパフォーマンス予算も　学校建設に回してやれよ！」

と。（笑）

ときどき　自己プライドのために　理解不能なことをする人達です。

しかし　これがまさに　他国の人が言う「プライドの高いタイ人」の姿なんです。

以前　日本で話題になった「孤児院にランドセルを寄贈するタイガーマスクさん」

のような行動、　私には　とても素晴らしく崇高な感じがしますが

タイ人なら　きっと「渡す前にランドセルに自分の名前と連絡先を書く」や

「人が見ていない時には絶対渡さない」のような精神構造なのでしょうね。

なんだか　一般のタイ人達が少し可哀想に思えた日でした。